新規事業プレゼンイベント「DemoDay」を開催しました

2025年3月7日は、「課題解決コース」「オープンイノベーションコース」に採択された以下の8社から、これまで約10ヶ月間練り上げてきた新規事業について、魂のプレゼンテーションを行なっていただきました。(登壇順に掲載しています)

  • 日本ジッパーチュービング株式会社
  • 菊正宗酒造株式会社
  • オーエス株式会社
  • ペタビット株式会社
  • 株式会社亀井堂総本店(動画での参加)
  • シン・エナジー株式会社
  • エム・シーシー食品株式会社
  • 旭光電機株式会社

当日は約120名が会場であるアンカー神戸に集まり、真剣な思いと笑顔があふれる時間となりましたので、以下、当日のレポートをお送りします。

目次

神戸市が取り組む課題解決プログラム 「So-I」(ソーイ)

会の冒頭は、神戸市経済観光局の大畑局長より挨拶をいただきました。

挨拶の中で、神戸市が市内の中小企業に対して、地域課題を解決するための新たな挑戦意欲があるところは神戸市としても積極的に応援していくとのメッセージがありました。

プレゼンテーションを直後に控える8社の担当者の表情もさらに引き締まったものになりました。

日本ジッパーチュービング(株) 製造業が提案する子育て革命「とびだす布絵本プロジェクト」

プレゼンテーションのトップバッターは、神戸市西区に本社のある製造業「日本ジッパーチュービング株式会社」でした。

同社はBtoBの製造業ですが、社内の女性社員によるアイデアを形にした「はないろわおん」というBtoCのプロジェクトが始まりました。

「はないろわおん」がチャレンジする課題は、女性社員の皆さんが子育ての際に実感した社会課題でした。

プレゼンテーションでは 、『笑顔でホッとできる、寛容な社会へと変革したい』という思いから生まれた「とびだす布絵本 “HANA*POP”」について熱い思いをお聞きしました。

会場からは「自分も使ってみたい」という挙手や、同じく「So-I」に採択された企業の経営者からの温かいメッセージなども聞かれる時間となりました。

この日から発売開始となる「HANA*POP」について、ご興味のある方はぜひお問い合わせいただけますと幸いです。

(関連記事)配線結束保護チューブのグローバルメーカーで、女性社員の想いが詰まった新規プロジェクト開始!https://kobe-ipc.or.jp/archives/user-voice/18083

菊正宗酒造(株) 「伝統が生み出す新たな蔵と、ボーダレスな賑わいの場づくりへの挑戦」

続いてのプレゼンテーションは、創業から365年という伝統ある神戸の老舗企業「菊正宗酒造株式会社」でした。

同社は、神戸の現状をより良いものにするために何ができるかを考えに考え抜いた上で、「酒蔵WA-OHプロジェクト」を始めることにしたと言います。

「酒蔵WA-OHプロジェクト」とは、同社が積み上げた「歴史・発酵技術・人の繋がり」を活かし、驚き(WA)と感動(OH)の体験とともに日本酒の本当の魅力をお届けする新たな空間(酒蔵)を作るという計画です。

オーエス(株) 映画館を活用した研修プログラム「超実践型プチ越境体験」

続いてのプレゼンテーションは、「オーエス株式会社」でした。

「人」についてさまざまな課題に直面している企業に対し、同社が運営する映画館「OSシネマズ」を活用する形で解決策を提示しました。

具体的には、地域課題をテーマにした同映画館での体験型イベントを企画から開催まで一貫してプログラム参加者が実施することで、「越境」する体験をしてもらう研修プログラムを提供するという解決策です。

すでに同社の社員で実証も行い、効果も確かめられたとのことで、今後の他社への展開を進めていきたいとのことです。

ペタビット(株) 「地域のオンリーワンのモノ×コトを共創するプロデュース&ECプラットフォーム」

続いてのプレゼンテーションは、「ペタビット株式会社」でした。

同社は、神戸に拠点を置き20年以上活動してきた中で、地域の活性化や地元企業の成長を促す「仕組み」が必要だと気づきます。

その中で、地域活性化や地元企業の成長を目的とした、地元企業間のコラボレーションを実現できる「ECプラットフォーム事業」を新規事業として立案し、日本に根付いた地域の魅力を掘り起こし、世界中に地域の魅力を発信する事を目標に「もっと日本や地域を知り、マニアになれるような『mo+to』ECサイト」を開始すると宣言しました。

(株)亀井堂総本店  「逸品と消費者をつなぎ地方を活性化する宅配×オンライン百貨店プラットフォーム」

続いてのプレゼンテーションは、「株式会社亀井堂総本店」でした。

残念ながら収録動画の上映という形でのプレセンテーションでしたが、地方では百貨店が消えることで買い物の選択肢が減少し、老舗食品メーカーである同社としても催事の場が失われ、地域の活力そのものが低下していくことへの危機感から生み出した新規事業アイデアを披露しました。

具体的には、老舗食品メーカーである同社の商品企画力と地域の宅配事業者ネットワークで、百貨店レベルの買い物の選択肢を実現する「にじ百貨店」という仕組みです。

牛乳や新聞など、地域宅配事業者のネットワークを活用してチラシを配布し、消費者に百貨店での買い物のような選択肢を提供します。そこからさらにオンラインに誘導、リアルとオンラインの相乗効果を狙います。

シン・エナジー(株) 脱・日本型就活システム「『ひと対ひと』の地域学生プラットフォーム」

続いてのプレゼンテーションは、「シン・エナジー株式会社」でした。

同社は、地域に大学生が多数いるにもかかわらず十分に地域企業の魅力を知る接点がないままに卒業後に離れてしまう原因が、「学生対企業」という硬直した関係を強いている日本型就活システムにあるのではと考えました。

そこで、同社は企業人も学生も立場を超えて「ひと対ひと」でつながるコミュニティを作ろうと考え、「神戸の育苗箱(いくびょうばこ)」という試みを始めました。

すでに2月に実証も行い、多くの学生と企業人が「これまでになかった場だった」「また参加したい」などの声を寄せており、これを今後も広げていきながら、将来的には一般社団法人化を目指すと宣言しました。

エム・シーシー食品(株) 飲食事業への挑戦を全面支援する「キッチンカースターターキットサービス」

続いてのプレゼンテーションは、「エム・シーシー食品株式会社」でした。

同社は、コロナ・人手不足・原料高等を背景とした飲食業の小規模店・個店が減少している現状に対し、レトルト食品製造メーカーとして出来ることを考え、飲食業界の衰退を食い止めようと新規事業アイデアに至ります。

具体的には、少しでも多くの人が飲食業を「やってみたい」と思えるよう、飲食業への挑戦ハードルを下げる「キッチンカースターターキットサービス」を提供することでした。

この考えの下、具体的な実証を進めてきた途中結果を発表しました。

旭光電機(株) 「モノづくりの会社が社会課題にセンサの力で挑戦するDXサービス」

最後のプレゼンテーションは、「旭光電機株式会社」でした。

同社は、センサーや制御機器の開発製造を長年担って来た製造業ですが、さらなる成長のため、社内の新規事業を生み出し育てるための「平均年齢高めのスタートアップ」としての活動を開始しています。

具体的には、「90%の社会課題をモノコトづくりにより解決する」をスローガンに、従来のセンサー製造の技術に加え、センシングデータを可視化し分析するサービスを掛け合わせていくことです。同社独自のCO2排出量算定IoT機器「wattXplorer(ワットエクスプローラ)」も活用しながら、さまざまな企業との共創をめざしていくと宣言しました。

会場からの質問も多数

これら8社からのプレゼンテーションに対しては、会場からも多くの愛ある質問がなされ、大変盛り上がりました。

ブース展示・交流会も

プレゼンテーション終了後は、参加8社ごとにブースが設置され、参加者との交流が進みました。

目次